スプライシング

転写後の遺伝子の調整

 スプライシングとは、遺伝子が転写された後、mRNA前駆体から一部分が取り除かれることを言います。そして、この取り除かれる部分をイントロンと言い、反対に残る部分をエキソンと言います。イントロンは翻訳こそされませんが、転写はされているため、遺伝子の一つに含まれます。また、スプライシングは、核内で行われます。

選択的スプライシング

 mRNA前駆体から取り除かれるイントロンの部分が変化することによって、一つのmRNA前駆体から、様々なmRNAを作り出すことがあります。これを、選択的スプライシングと言います。このため、遺伝子の数以上に多くのタンパク質を作り出せるのです。

参照文献

吉里勝利・阿形清和・筒井和義・鍔田武志・三村徹郎・村岡裕由,2018.スクエア 最新図説生物 neo,第一学習社:pp344.

コメント

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